クリスマスツリーはいつからいつまで飾るものなのでしょうか?正しいツリーの飾り方を調査しました。
・クリスマスツリーを飾り始める時期
・クリスマスツリーを片付ける時期
・正しいクリスマスツリーの飾り方
クリスマスツリー飾るのはいつから?
クリスマスの準備をするにあたって、気になるのがクリスマスツリーを出す時期ですよね。
クリスマスは、もともとキリスト教の「キリストの降誕祭」に由来しています。
キリスト教の観点では、12月25日のクリスマスを祝う前に、待降節期間として知られる期間が4週間前の日曜日から始まり、そこからクリスマスツリーが登場するという考え方が広まりました。
通常、11月30日がこの4週間前の日曜日に該当し、海外ではクリスマスツリーを飾るのは11月下旬が一般的です。
しかし、キリスト教の影響が薄い日本では、この考え方が一般的ではなく、クリスマスツリーの飾り付けは個人や地域によって異なり、11月上旬から始めることもあれば、クリスマス直前に行うこともあります。
ただし、年末にはクリスマスの雰囲気から一変し、日本独自のお正月が始まるため、多くの場所では年末にクリスマス飾りを片付けるのが一般的です。
クリスマスツリーを片付けるのはいつ?
飾り付けのタイミングは、人や地域、年の時期などによって異なりますが、
クリスマスが過ぎた後の片付けは一般的に定められています。
前述の通り、年末にはクリスマスの雰囲気がお正月に変わるため、多くの人々が12月26日に片付け作業を開始するのが通例です。
ただし、クリスマスツリーの片付けタイミングに明確な規則はなく、各個人や家庭の都合に応じて調整されます。
ただ、日本ではクリスマスの後すぐに新年をお祝いしますよね。
お正月の挨拶が交わされる時期にまだクリスマスツリーが飾られていると、違和感を引き起こすことがあるため、クリスマスが終わったらできるだけ早く片付けることをおすすめします。
欧米では、飾り付けは1月6日まで行います。
1月6日は「エピファニー(公現祭)」として知られ、東方の賢者たちがイエスを訪れたとされる日です。この日に、ツリーや他のクリスマス飾りを片付けるのが一般的です。
クリスマスカードに「Merry Christmas & Happy New Year」のメッセージを書く習慣も、「クリスマスは年が明けるまで続く」という文化に基づいています。
クリスマスツリーの飾り方
クリスマスツリーは、その大きさや飾り付け方によって印象が大きく異なります。
ツリーの選び方と、飾り付けのポイントを見ていきましょう。
クリスマスツリーの選び方
クリスマスツリーを選ぶ際は以下のポイントをしっかりチェックしましょう。
①サイズ
クリスマスツリーのサイズは、非常に多様です。2メートル近くに達する大型のものから、場所を選ばない小型のものまでさまざまです。
大きなツリーは非常にインパクトがあり、飾りつけも楽しいです。しかし、伝統的なスタイルで飾る場合、ツリーを1ヶ月以上設置するスペースを確保する必要があります。
ツリーを購入する前に、自宅のどの場所にツリーを置くか、どれだけのスペースを確保できるかを検討しましょう。
大型のツリーを設置する場合、一般的に大人の目線からツリーの上部までの高さが1/3程度が最適とされています。
また、最近では高さ約45~90cmの卓上サイズのツリーも多く市場に出回っており、ワンルームの住宅に住む人でも手軽にクリスマスの雰囲気を楽しめるようになりました。
②かたち
クリスマスツリーの印象は、高さだけでなく、その形によっても大きく異なります。
枝が豊かで豪華なツリーや、スリムなデザインで場所を取らないタイプなど、さまざまなシルエットのツリーが存在します。したがって、どのような雰囲気でツリーを飾りたいかを考えながら選ぶことがおすすめです。
ツリーのサイズとデザインを選んで決定したら、飾り付けに使用するオーナメントの種類や数も決定しやすくなります。
③組み立て
最後にチェックするポイントは組み立てです。一人で組み立てる場合や、子供だけで組み立てる場合は簡易式で軽いツリーが良いです。
大きくて豪華なツリーは、大人が複数人で組み立てる必要があるため、人手がない家庭は選ばない方が得策です。
クリスマスツリーの飾り付け方法
ツリーの飾りつけに関するヒントとポイントを詳しく紹介しています。
まず、ツリーの枝を全体的に均等に広げることが非常に重要であり、オーナメントの取り付け順序と方法も注意が必要です。
具体的には、長いアイテム(リボンやライトなど)から始め、次に単品の飾りを追加するという手順が推奨されています。
クリスマスツリーの飾り付けのポイント
- 枝の配置: ツリーの枝を全方向均等に広げることで、飾り付けのバランスを良くする。
- 飾りつけの順番: 長いアイテム(リボンやライトなど)から始め、次に個々のオーナメントを追加していく。
- オーナメントの付け方: オーナメントを単にぶら下げるのではなく、枝に巻きつけることで、より自然で高級感のある仕上がりになる。
- オーナメントの配置: 大きなオーナメントは下部に、小さなものは上部に配置することで、ツリー全体にバランスと奥行きを持たせる。
- 見直しと調整: 飾り付け中に定期的に全体を確認し、必要に応じて微調整を行う。
クリスマスツリーの飾りつけはバランスが大切。離れたところからチェックしながら、美しい飾り付けを目指しましょう。
クリスマスツリーの片付け方
クリスマスツリーの収納方法は2つあります。
1つは、ツリーを押し入れや屋根裏などの収納スペースにそのまましまう方法です。また、使用しない部屋を使って収納することもできます。ですので、収納場所を事前に確保することが重要です。
2つは、購入時に付属している箱にツリーをしまう方法です。収納袋が付属している場合もありますので、セットで保管することで収納が簡単になります。
ボックスに入れた状態で押し入れや屋根裏に収納する人もいます。
小さなお子様のいるご家庭では、ツリーがいたずらの対象になることがあるため、収納場所には十分に気をつけるべきです。
クリスマスツリーの飾りの意味
クリスマスツリーの飾り付けは、見た目を美しくするだけでなく、各飾りには意味が込められています。
以下に、それぞれの飾りの意味をご紹介しましょう。
- もみの木
もみの木は永遠の命を象徴し、キリスト教における創世記のアダムとイブの物語に登場する知恵の実をモチーフにしているとされます。中世の降誕祭でアダムとイブを演じた際にもみの木を使用したという伝承も関連しています。 - ボール:
クリスマスツリーにボールを飾る伝統は、ドイツのリンゴを飾る習慣に由来します。元々はリンゴが使用されていましたが、リンゴが不作になり代用としてカラフルなボールが使われるようになったと言われます。各色のボールには異なる意味があり、赤はキリストの血、白は純潔、金や銀はキリストの高貴さ、緑は永遠を表しています。 - 星:
クリスマスツリーのトップに飾る星は、ベツレヘムの星と呼ばれ、キリストの降誕を知らせた存在を象徴しています。星は希望を表す象徴でもありますが、一部の国では星ではなく、イエスの降誕を示す天使を飾る習慣もあります。 - ベル:
クリスマスベルは、イエスの誕生を告げる役割を果たしています。ベルを鳴らす役割は、天使と関連づけられており、天使がベルを鳴らしてキリストの誕生を知らせたという伝説から派生しました。また、ベルは魔除けの効果もあるとされ、過去には呪いや魔法を防ぐために重要視されていました。 - リース:
クリスマスリースは円の形状を持ち、神の永遠の愛を象徴しています。リボンと組み合わせられることが多く、永遠の絆を願う象徴でもあります。一部のリースには松ぼっくりやドングリも含まれており、豊作を祈る意味も込められています。 - キャンディケイン:
キャンディケインは杖の形をした飴で、羊飼いが人々を導くために使用する杖をモチーフにしています。キリスト教では人々を羊として捉え、この杖は人々を導くための象徴とされています。赤と白のストライプは、キリストの血と純潔を表しています。 - 靴下:
サンタクロース(聖ニコラウス)が、貧しい家庭の子供たちに贈り物をするために窓から金貨を投げ込んだという伝説から、贈り物を受け取るために靴下を用意する習慣が生まれました。 - ヒイラギ:
イエス・キリストの苦難と永遠の命を象徴するものとして、いばらの冠のような葉と赤い実がヒイラギに関連付けられています。 - 綿: 白い綿は雪を思わせ、純潔と清らかさを象徴します。
- 電飾(イルミネーション):
イエス・キリストを「この世を照らす光」と称えるキリスト教の教義に基づき、電飾やろうそくなどの明かりはキリストの光を表す象徴です。 - リボン:
リボンは愛情によって永遠に結ばれることを意味し、絆を象徴します。 - 松ぼっくり: クリスマスツリーの飾りとして、イエス・キリストの幼少期を追求から守る伝説に由来し、勇者のもみと呼ばれています。もみの実が入手困難だったため、松ぼっくりが代用されるようになりました。
まとめ
この記事では、クリスマスツリーをいつからいつまで飾るかという疑問を解決し、関連のオーナメントやツリーについての情報をまとめました。
クリスマスツリーの飾りやその意味について面白い発見がありましたね!
日本ではキリスト教が浸透していないことから、これらの知識はクリスマスに関する一般的な情報として役立つでしょう。また、年末までの期間が短いため、この記事のお片付けのポイントを参考にスムーズに新年の準備を進めてくださいね。
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