ひな人形のおさがりは良くない?その理由と対策を調査!

行事
ひな人形のおさがりは良くないは本当なのでしょうか?そう言われる理由と対策を徹底調査しました。
女の子が誕生して初めて迎える初節句。すでに誰かの雛人形がある場合、お下がりをもらっても良いのでしょうか?おさがりは良くないときいたことがあり、不安に思う方も多いでしょう。
この記事では、雛人形のお下がりが良くないのか、お下がりをあげる時やもらう時の対策を解説します。

ひな人形のおさがりは良くないは本当?

結論からお伝えすると、ひな人形のお下がりは全く問題ありません

 

ひな人形業界が、お下がりのひな人形を使うことを否定するマンガを公表したことから、不安を感じる方もいるかもしれません。

実際には、人形メーカーのウェブサイトを見ると、お下がりを避けた方がいいと記載されているところが多いです。

 

気になるし、罪悪感がある…

子供の特別なイベントには妥協したくない!

 

そう感じる方は、一人につき1セット、新しいひな人形を用意するのが良いでしょう。

そうでなければ、お下がりでも全く問題ありません。

 

雛人形のお下がりが良くないと言われる理由

ひな人形の歴史から、どうしてお下がりが良くないと言われるようになったのかを紐解いてみましょう。

 

雛人形の歴史からわかるお下がりの考え方

ひな人形の形式は時代とともに変化してきました。

 

その始まりは中国での水辺での厄払いの習慣であり、これが日本に伝わり、お守りの人形にけがれを移して流す習慣となりました。

平安時代には、ひな祭りはおはらいの儀式であり、人形遊びとも異なるものでした。

 

江戸時代に入ると、ひな祭りの形式は大きく変わりました。
町人文化の隆盛とともにひな人形は豪華で大きくなり、大型の人形は幕府から禁止されるほどでした。

この時期にはけがれを流すよりも人形を飾ることが重要視され、ひな祭りの形式が現代に近づいていきました。

 

江戸時代以降、ひな人形は豪華なものとなり、水に流す儀式は行われなくなりました。

しかし現代でも、流し雛と呼ばれる行事が一部の地域で行われており、そこでは紙や大豆でできたひな人形が毎年の行事で流されています。

 

お下がりがダメとされる理由は、ひな人形が持ち主のを引き受けているからであり、良き厄除けとされているからです。

したがって、おひなさまごとに一人分の厄を引き受ける必要があるとされ、人形業界ではそのような見解が示されています。

少子化の影響もあり、ひな人形の売り上げが減少しているという業界の事情も、その説の裏側に隠されているかもしれません。

 

 

 

ひな人形のお下がりをあげる・もらう際の対策

では、雛人形をお下がりするとき、もらう時にはどんな対策が必要でしょうか?

結論として、気にならない人は特に対策は必要ありません

 

しかし、厄除けという意味を持つことを知ってしまい、前の持ち主の厄を背負った雛人形を受け継ぐのは少し躊躇する…と考えるなら何かしらの対策をした方が良いですね。

 

ひな人形のお祓いは必要?

特に必要ないです。

しかし、雛人形を誰かにあげる際やお下がりをもらう際に、気になる方はお祓いをしてもいいですね!

しっかり神社でお祓いをしてもらい、新しい気持ちでお雛様を大切に受け継ぎたいですね。

 

雛人形を手放す際にやるべきこと

ちなみに、雛人形をもう飾らなくなってお下がりをあげる人もいないのであれば、人形供養をしてもらってから手放しましょう。

 

 

 

まとめ

女の子の健やかな成長を願って飾られる伝統ある雛人形。お下がりをもらうにしても、あげるにしても、特別な対策はいらないということでホッとした方も多いのでは?

ひな人形を大切に扱い、感謝して飾る気持ちが一番大切です。
皆様のひな祭りが楽しく思い出深いものになりますように。

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